「ものもらい」 はうつる?
早くも9月ですね〜(^^)/
近所の子供たちが元気に登校している姿を見て、長かった夏休みも
終わったんだと感じます。
夏休み期間中にも多くのお子さんが様々な症状で当院を受診されました。
中でも、よく受診される疾患に「ものもらい」があります。
「ものもらい」は、まぶたが腫れる代表的な疾患です。
ここで問題です!!
「ものもらい」はうつる病気でしょうか?
答えは、うつらない。です☆
名前からか、うつると思っている方も多いと思いますし、
患者さまや保護者さまからもよくこの質問を受けます。
実際私も、眼科に勤めるまではうつると勘違いしていました(*´Д`)
ものもらいには、主に「麦粒腫」と「霰粒腫」があります。
麦粒腫は、まぶたの脂や汗の分泌腺や毛穴に細菌が感染して炎症を起こしたもので、化膿する病気です。
霰粒腫は、まぶたの縁にある腺の排出部が詰まって分泌物が溜まり、周囲に慢性の炎症を起こす病気です。
症状はまぶたの腫れや痛みが伴い、通常は抗生物質の点眼や軟膏で治療します。
まれに、霰粒腫はしこりが残ってしまい、手術でまぶたの裏側から切開し膿を出すこともあります。
また、眼帯をしたいとおっしゃる患者さまもいらっしゃるのですが、
10歳くらいまでのお子さんは眼を隠してしまうと短時間でも視力の発達に悪影響を及ぼす可能性がります。
そして眼帯は清潔に保たないと雑菌が溜まりやすく、
逆に不潔になってしまうため、あまりお勧めしておりません。
まぶたが腫れた、痛いなどの症状がある方は、これくらい・・とほっておかず、眼科を受診してください。
学校も新学期☆ 私たちも気持ち新たに業務に取り組んでいきたいです(∩´∀`)∩
看護補助:きみこ