「全身麻酔下の手術」

今日は、午前の外来では糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など網膜疾患も患者さんを3名、
午後からは手術中に昨日に引き続き網膜剥離の患者さんを1名診察しました。
いづれも重症で、明日と来週から再来週にかけて、硝子体手術を行うことになりました。
とっても寒かった今年の冬、寒さも和らいで暖かくなってきたなーと思っていたこの頃ですが、
まだまだ網膜血管病変と網膜剥離の収まる気配はなかなかありません。

今日の手術の中で、久しぶりに全身麻酔下での「斜視手術」を行いました。
斜視手術や網膜剥離手術は、手術中に眼を動かす筋肉(外眼筋)の操作を伴うため、
局所麻酔では完全に手術中の患者さんの痛みを完全にコントロールすることが難しく、
患者さんに少しだけ我慢して頂き、手術を行っておりました。
しかし、麻酔科専門医の先生に全身麻酔をお願いできるようになってからは、
斜視手術や網膜剥離手術を行う際には、全身麻酔にて手術を行い、
手術中の患者さんの痛みを、完全取り去ることが出来るようになりました。
明日から3月上旬にかけては、かなり手術が立て込んでおりますが、
スタッフと力を合わせ、患者さんの為に全力を尽くして参りたいと思っております。