「Phakic IOL」&「緊急手術」

昨日は、お盆前の最後の手術日でした。
ちなみに8月13日から15日は、お盆休みのため休診とさせていただきます。

昨日は「Phakic IOL」手術×1件、白内障手術×9件、硝子体手術×1件、急性緑内障発作の「緊急手術」×1件の計12件の手術を行いました。

以前のブログでも少し紹介しましたが、
「Phakic IOL」手術は、近視が強かったり、角膜(くろめ)が薄く、LASIKが施行できない患者さんに対する屈折矯正手術です。
当院では、OPHTEC社のARTIFLEXを使用していますが、成績良好です。
本日診察したところ、患者さんの視力は裸眼で1.2、とても喜ばれていました。

最後は、昨日午後に受診された急性緑内障発作の患者さん。
手術をしていたら、外来から連絡があり、そのまま「緊急手術」を行いました。
急性緑内障発作には、周辺虹彩切除術とレーザー虹彩切開術の2種類の治療があります。
僕は角膜内皮のことを考えて、急性発作は周辺虹彩切除術、
狭隅角眼は、可能ならば白内障手術、どうしても手術できない場合のみにレーザー虹彩切開術というような治療方針で臨んでいます。

当院は、HP上でも紹介しておりますが、
LASIK、Phakic IOLなどの屈折矯正手術から、
まぶた、白内障緑内障手術、網膜・硝子体手術といった多岐にわたる治療を行っております。
網膜剥離、急性緑内障発作など必要があれば、緊急手術を行えます。
わずか7床の有床診療所ですが、診療内容では眼科の総合病院と遜色ない治療を提供できると思います。
今後も、患者さんに有益で、様々な治療を患者さんに提供できますように、
日々努力をしてまいりたいと思っています。

お盆明けは、網膜剥離などに対して、全身麻酔手術を2件行う予定です。