LASIKと多焦点眼内レンズの関係について。


毎週(木)(金)は午後からLASIKを行っています。

今週は、8眼のLASIK手術を行いました。

そもそも僕がLASIKを始めるきっかけは、昨日のブログでもお話ししましたが、
多焦点眼内レンズの登場と、白内障手術後の倒乱視のタッチアップ(当法人で作成した術後倒乱視ではありませんが・・・)目的でした。

ホームページをご覧いただければお解りと思いますが、当法人では年間白内障手術を約1500件以上施行しております。
その中で、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、昨年12月に、佐賀県内では初めて厚生労働省から「先進医療」としての認可をいただきました。
わかりりやすく言えば、保険診療と自費診療の混合診療が認められ、患者さんの負担軽減ができるようになりました。

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、通常の白内障手術と比べて、適応条件が非常に厳しく、また高度な手術技術が要求されます。
特に、術前乱視の正確な診断と、手術で新たな乱視を作らずコントロールすることが必須です。

海外では、乱視矯正機能の付いた、多焦点眼内レンズがすでに認可され、使用されています。
しかし、日本ではまだ認可されておりませんので、使用できません。
そこで、手術後にLASIKでの追加矯正の必要性が出てきます。

当院で使用しているLASIK機械は、ZEISS社製の「Mel 80」とういうエキシマレーザーですが、
この機械は、日本の厚生労働省から認可を受けている、数少ないエキシマレーザーで、
FDAの治験成績では歴代最高の成績を残した機械です。
その中でも、「Topo-Link LASIK」という機能を使ったLASIKの成績は抜群で、患者さんと一緒に満足しています。

今後も、様々なマテリアルを用いた、白内障手術とLASIKを組み合わせることにより、
患者さんによりよい視力の提供ができますように、日々努力してまいります。