「ICL」の導入について。

今年の2月2日に、上記のSTAAR社の「ICL」という後房型 Phakic IOLはついに厚生労働省の承認を受けました。http://www.staar.jp/index.html
とういことで、当院でも「ICL」の導入を目指すべく、
先日京都に、「ICL」という後房型 Phakic IOLの講習会に行ってきました。
午前中の2時間、屈折矯正手術講習会を受講した後に、
午後から3時間みっちり講習会を受けました。(勉強は結構疲れます・・・)
当院では現在 オランダOPHTEC社の「ARTIFLEX」という前房型のPhakic IOLによる治療を行っています。http://www.ophtec.com/
このPhakic IOLは、折りたたんで眼内に挿入可能なので、3.2mmという小さな切開創で手術が施行できます。しかし、シリコン製でレンズに少々厚みがあるため、超高度近視の患者さんや、前房深度が浅い患者さんには使用できないという弱点もありました。
今回の、「ICL」は3.0mmという小さな切開で手術が施行できます。
コラマーという素材でできていて、非常に薄いレンズなので、
「ARTIFLEX」よりも超高度近視など、手術適応の患者さんが拡がります。
屈折矯正手術の分野は日進月歩で、いろいろな優れた治療法が開発されています。
今回の「ICL」の導入で、当院では、エキシマレーザーによる「LASIK」から、
「ARTIFLEX」及び「ICL」による「Phakic IOL」手術まで、
屈折矯正手術のフルラインナップの完成も間近です。
準備ができ次第、HPにてお知らせいたしますので、ご期待ください。

ちなみに、その日のうちにトンボ返りで、観光などは全くできませんでした。(トホホ)